2015年1月14日水曜日

サーバーまとめ1:リバースプロキシ(reverse proxy)

リバースプロキシ(reverse proxy)とは
恥ずかしがり屋なWebサーバさん用代理交渉人のこと。


○ホームページが表示されるまでの流れ

1.Webブラウザ→「このページおくれ」→Webサーバ
2.Webブラウザ←「ほれ、そのページだよ」←Webサーバ
Webサーバさんの身代わりになってホームページを返してくれるサーバさんのこと。


○プロキシサーバが入ったホームページ表示までの流れ

1.Webブラウザ→「俺の代わりにこのページ貰ってきておくれ」→プロキシサーバ
2.プロキシサーバ→「このページおくれ」→Webサーバ
3.プロキシサーバ←「ほれ、そのページだよ」←Webサーバ
4.Webブラウザ←「ほれ、貰ってきたページだよ」←プロキシサーバ


○リバースプロキシサーバが入ったホームページ表示までの流れ

1.Webブラウザ→「このページおくれ」→リバースプロキシサーバ
2.リバースプロキシサーバ→「このページくれってきたよ」→Webサーバ
3.リバースプロキシサーバ←「じゃあこのページ返してあげて」←Webサーバ
4.Webブラウザ←「ほれ、そのページだよ」←リバースプロキシサーバ

普通のプロキシさんの場合は「Webブラウザ+プロキシサーバ」で一つのクライアント
リバースプロキシさんの場合は「リバースプロキシサーバ+Webサーバ」で一つのサーバになるイメージです。


○メリット
(1).身元を隠せる
(2).負荷分散ができる

(1)のメリットは普通のプロキシと同じです。
矢面に立つのはリバースプロキシサーバなのでWebサーバの正体はバレません。
(2)はちょっとややこしいのですが、1つのリバースプロキシに複数のWebサーバを割り当てることができる


参考:http://wa3.i-3-i.info/word1755.html
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3020/30203M0461/EM040070.HTM
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1406/17/news013.html


○関連項目
nginx
1日に数億リクエストを処理するような大規模サイトを中心に、近年急速にシェアを拡大しているWebサーバーが「Nginx(エンジンエックス)」です。
HTMLドキュメントや画像ファイルといった静的コンテンツを高速で配信し、消費メモリが少なく、リバースProxyやロードバランサーといった機能も有した注目の軽量Webサーバーです。ネットクラフト社の調査によると、2014年6月時点でApache HTTP、Microsoft IISに次ぐ第3位のシェアを獲得しています。