2014年12月4日木曜日

jQuery Mobileの特徴

スマートフォン向けのフレームワークは数多く存在していますが、jQuery Mobileの大きな特徴としては以下が挙げられます。
  • クロスプラットフォーム対応(iOS、Android、Windows Phone、BlackBerry等)
  • セマンティックなHTML記述による高いアクセシビリティ性
  • HTML、CSSの知識があれば、簡単に構築が可能
  • Dreamweaverでのモバイル開発機能追加
jQuery Mobile公式サイト
また、jQuery Mobileの特徴の一つとして、ページ遷移時のトランジション(アニメーション効果)が標準で機能されている点があります。
この機能はAjaxといって、非同期通信を利用して遷移先のデータを取得し、通信結果に応じて動的にページの内容を書き換えるという動きにより実現しています。
以下の章ではこのAjaxによるページの遷移方法とその問題点・解決方法についてご紹介致します。

Ajaxによるページ遷移の問題点

jQuery Mobileで使われているAjaxでのページ遷移ではCSS、jsファイルの読み込みを行っているHEAD部分はそのままで、BODY部分のみ置き換わる動きをします。
一見ページが切り替わったように見えますが、URLは#で繋がれ実際にはページ遷移をしていない状態なのです。

この仕様でのWEBサイト制作においては、下記のようなデメリットが存在します。
  • 1ページ1HTMLという概念ではなくなるため、ページ固有のcss、jsが使えない(全ページ同じcss、jsを使用しないといけない)
  • ページ個別での解析タグ(Google AnalyticsやAdSense等)を入れるには別途スクリプト追加による対処が必要
  • HTMLのID重複に注意が必要
    Ajaxで遷移先のデータを取得し現在のDOMに挿入する動きになるので、遷移元のページに同じIDを持つ要素があると、1つのDOM中に2つ以上の同じIDが含まれる事になってしまう。
    IDが重複するために、jQueryなどでセレクタでの要素をうまく取得できない。
上記のような理由で、jQuery Mobileを使用したサイト構築にあたってはAjax遷移を無効化させる設定が必要なケースが多くあります。

http://webnaut.jp/markup/597.html

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